「吉相墓」入門|墓の吉相|「吉相墓」は、凶を避けて吉に付く「吉相の墓」|④石塔は、しゃがんで顔が竿石の中心の高さ
祭祀研究家 竹谷泰則

④石塔は、しゃがんで顔が竿石の中心の高さ

 高く掲げられ、驕り高ぶっている形を避け、ご先祖様が安らいでおられる相にします。
 「吉相墓」は、代々の石塔は三段石で、枠石も高かさが低く、高くかかげないようにお祀りします。そして子孫は、お墓の正面にしゃがんで低い姿勢で、石塔に顕現※したご先祖様に手を合わせます。それが先祖に感謝し、敬って行うべき作法です。
 心は身にあらわれます。作法を正し、身も心も低くして、誠心を込めて拝礼して下さい。
 先祖供養は親孝行であり、ご先祖様への報恩感謝ですから、子孫は先祖に対して“感謝の心と行い”を忘れる事がないように、日常の生活においても「吉相墓」を正しく祭って行かなくてはならないのです。
※顕現(けんげん)=はっきりと姿を現すこと。はっきりとした形で現れること。
※開眼供養などの時は、都合上立ったまま供養して良いですが、普段の墓参の時は、しゃがんで低い姿勢で手を合わせて下さい。ただし、足腰が悪い時は立ったままか、椅子に座って手を合わせて、無理をしないで下さい。

〇見上げるような石塔は
―見下げられる家庭になります。
■蹲踞(そんきょ)の座法
 蹲踞(そんきょ・そんこ)という座法は、日本式の相手に敬意を表す姿勢です。
 神や貴人に対しての敬意や、相撲や剣道で対する相手に敬意を示します。
 体勢としては、足は爪先立ちで、かかとの上に尻をのせて、上半身は起こします。神道で蹲踞をするときの体勢は、ヒザはとじた状態であり。相撲や剣道ではヒザを開いた状態です。
 お墓は野外ですので、土の上で正座をするのは無理ですから、この蹲踞の座法をしながら手を合わす姿勢を、ご先祖様に敬意を表す作法としておすすめします。

墓の吉相


「吉相墓」は、その他にも吉相なる事が込められて、設計・建立されています。