「吉相墓」入門|墓の吉相|「吉相墓」は、凶を避けて吉に付く「吉相の墓」|⑯東・南東・南が低い地形
祭祀研究家 竹谷泰則

⑯東・南東・南が低い地形

 墓所を求める時に、その選定に当って、第一に、墓地の全体がどのような地形(傾斜)であるかを観ます。
 東・南東・南が低い地形が吉相です。
 南東に開け、北西に山を負った方が自然の恵みを受ける事が多く、住むのにもよく農作にも適します。
 山の頂や、山の尾根や鞍部(あんぶ)は、日当たりが良く、見晴らしが良い所ですが、墓地としては不適格です。
 山の北側や西側の斜面は、日当たりが良くなく、陽の日を受けるの少なくなりす。その様な墓地は出来れば避けたいです。
 第二に、区画を選ぶに当って、区画の周りの環境がどうかということになります。
 崖の上や下の墓所は、東西南北どちらの側でも良くありません。
 北側や西側が擁壁などで、少し高くなっているのは吉ですが、擁壁などが墓所の横に、崖の様に高く切り立っているのは、北側や西側でもよくありません。
 区画の左右両隣と後前の墓所がどう作られているかも考える必要があります。もし両隣りが二尺も三尺の高く地盛りしたとすると、谷間のようになってしまいます。

 西側・北西側・北側隣りの墓所は高く築きあげてあっても差障りないが、東側・南東側・南側隣りの墓所が高い区画はよくないので、出来れば避けたい。
 第三に、区画がどのような傾斜が付いていて、どちらに水が流れるかです。
 「吉相墓」は、東・南東・南に水が流れるように墓所を設計します。良くない斜面の墓地に建てなけらばならない場合は、二重枠にして墓所の傾斜だけでも改善します。

○崖の上の墓
―財産が増えません。一時増えても永く続きません。
○山の尾根や鞍部の高い処の墓所
―財産が増えません。
―相続人に困ったことの生ずる家庭。
○墓所が窪地にあり、三方高地で日陰にあるのは
―男子病弱。
―夫婦の片方が身体弱くなります。

墓の吉相


「吉相墓」は、その他にも吉相なる事が込められて、設計・建立されています。